施行事例
2025/08/14
おくりびとのお葬式がお手伝いしたお客様の実例を、当社の葬儀担当スタッフがお伝えします。
※お客様のご了承をいただいて掲載しております。
お通夜にはご親族様をはじめ、喪主様・施主様の会社関係の方々、故人様のご近所の方々やご友人など約60名様にご参列いただき、翌日の告別式では近しいご親族様を中心に約20名様にご
参列いただきました。
笑顔や思い出話に包まれ和やかな雰囲気の二日間を過ごされ、皆様の温かさに触れながら安らかに旅立たれたことと思います。
故人様のお母様も二日間通してご参列され、杖を使いながらも常に故人様に寄り添っておられました。
二日目は、お寺様および火葬場のご都合により9時から告別式が開式され、15時30分からの忌中法要と約12時間に及ぶご葬儀となりました。
長時間にわたるお式ではございましたが、喪主様・施主様を中心に、眠い目をこすりながらも小さなお子様までが故人様との最後のひとときを大切にお過ごしになられました。
お別れ式では一時中断を挟みながらも、皆様で故人様ご愛用の口紅でお化粧直しをされました。
また、お好きだったタバコや淡麗ダブルゼロのビールをお口に含ませて差し上げることができ「少しは親孝行ができたかな」と、皆様とても喜んでおられました。
今回は検案が入ったことに加えうなじに出血が見られたため、スタッフのみでご納棺準備を行いお着せ替えまで済ませたうえで、お化粧の工程のみご遺族様にお立ち会いいただきました。
故人様はとてもお肌がデリケートでいらっしゃいましたので、お肌にご負担がかからぬよう慎重かつ丁寧に、ご遺族様に代わりまして清拭をさせていただき、
「かっこいい」とお選びいただいた鳳凰の仏衣にお着せ替えさせて頂きました。
ご自宅でのご逝去と警察案件でもあったため、お顔色の変化を気にされておりましたが、しっかりとカバーメイクを施させていただきました。
最後のお化粧の工程では、生前お化粧がお好きだったというお母様への最後の親孝行として、施主様とお孫様を中心に皆様でお化粧を施されました。
「下手だけど許してね」とお声を掛け合いながら、「それでもお母さんのためにやろうね」とご家族皆様で心を込めてメイクをされ、私どもはそのお手伝いをさせていただきました。