施行事例
2025/09/12
おくりびとのお葬式がお手伝いしたお客様の実例を、当社の葬儀担当スタッフがお伝えします。
※お客様のご了承をいただいて掲載しております。
お顔のケアを丁寧に施し、温かいシャワーでしっかりと洗髪し、全身を心を込めて清拭いたしました。
仏衣とお棺には鳳凰の刺繍があしらわれており、非常に男性らしく凛とした印象で、統一感のある引き締まったお姿となりました。
最後はスタッフ数名で心を込めて、ご納棺をさせていただきました。
この度は、ご親族様14名にお立ち会いいただき、一日葬を執り行いました。
故人様は明るく社交的なお人柄で、喪主様も「悲しくお別れするより、結婚式のように明るく送り出してあげたい」とお話しされ、誰よりも明るく振る舞ってくださり、私どもスタッフにも温かく接していただきました。
喪主様がお選びになったのは洋風の祭壇です。
「昔ながらの菊の祭壇も良いけれど、洋花の祭壇は可愛くていいね!」と大変喜ばれ、たくさんお写真を撮られ、息子様に自慢されるほどご満足いただけました。
祭壇の最後を彩ったのは、お足元まで散りばめられたたくさんのお花。
そして、生前故人様がサークルで楽しまれていた川釣りの釣竿と、入院中も召し上がっていたチョコレートをご用意し、お棺にお納めいたしました。
明治のチョコレートには皆様の笑いがこぼれ、釣竿はお手元にお供えいただき、とてもお喜びいただけました。
ご出棺の際には、喪主様とお孫様が「お父さん、おじいちゃん、ありがとう」とお声をかけながら、名残惜しそうにお棺の窓をゆっくり閉じられました。
喪主様のお気持ちが込められたこの度のご葬儀は、終始笑いが絶えず、まさに故人様のお人柄を映す一日となりました。明るくお見送りいただき、故人様もきっとお喜びくださっていることと思います。