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なぜ「火葬」が行われるのか?火葬の流れやマナーを紹介します。

2023.08.10

なぜ「火葬」が行われるのか?火葬の流れやマナーを紹介します。

なぜ「火葬」が行われるのか?火葬の流れやマナーを紹介します。
目次

故人様の遺族になった方は、一度は、火葬の流れやマナーを葬儀社や火葬場の担当者に確認した経験をお持ちだと思います。 しかし、葬儀の参列経験しかない方の場合は遺族という立場の経験がないため、不安な事が多々あるでしょう。 この記事では、火葬当日の流れやマナーを中心に紹介していますが、火葬についての豆知識も紹介しています。 いざとなれば、必ず役立つ内容になっていますので、最後までご一読ください。

火葬とは

火葬とは、葬儀・告別式が終わり、出棺後にご遺体を焼却する葬法です。 火葬は仏教由来の文化で、亡骸を焼却して荼毘にふすことをいいます。 まずは、火葬の歴史や火葬以外の葬法、火葬のタイミングについて、見てみましょう。

火葬の歴史

古墳の中には、かまど塚などの様式に火葬の痕跡が残っているため、上流階級の方には、昔から行われていた葬法だといえます。 しかし、火葬が一般的に始まったのは明治時代です。 以前は土葬が主流でしたが、土葬用土地や墓の不足、伝染病により亡くなった方からの公衆衛生面の配慮および人口密集地での土葬禁止措置のため、今は火葬が主流となっています。

火葬以外の方法

現在、日本の火葬率はほぼ100%ですが、火葬以外の方法として土葬も行われている地域も残っています。 しかし、現実には土葬を許可する自治体はごく僅かで、選択は容易ではありません。 そして自治体の法律に加え、土葬を承諾する墓地を探し、「土葬許可証」も必要です。 土葬が根強い地域もありますが、棺桶を埋葬する場所や感染症の問題などから避けられているのも事実です。

火葬のタイミング

棺

感染症で亡くなられた方を除き、死亡を確認してから最低でも24時間が経過しなければ火葬はできないと「墓地・埋葬等に関する法律」で定められています。 この法律は、昭和23年に施行されたもので、当時は、医療が発達しておらず、仮死状態の人の火葬を防止するために制定されました。

なぜ火葬が行われるのか

日本の火葬が始まったのがいつ頃かは、はっきりしていません。 しかし、現在は、火葬が一般的な葬法になっています。 それではなぜ、火葬が主流となったのでしょうか。 ここでは、日本で火葬が行われる理由や火葬以外の葬法や海外の動向について、豆知識として見てみましょう。

日本で火葬が行われる理由

日本で火葬が行われる大きな理由は、日本が仏教圏であることです。 また、伝染病の予防や埋葬する土地不足など現実的な理由もあります。 現在の日本は世界一の火葬国ですが、海外でも火葬の文化が浸透しつつあります。 それでも日本の火葬の割合は圧倒的に高くなっています。

土葬は禁止されていない

埋葬方法は火葬が主流ですが、土葬を禁止する法律はありません。 火葬が一般的になった現在でも、家族の希望により土葬を選択される遺族もいます。 ただし、地域によっては土葬を認めていない可能性があるため、土葬を希望する遺族は、故人がお住いの自治体に確認してください。

海外でも広まりつつある火葬

土葬が主流の海外でも火葬は広まりつつあります。 キリスト教やイスラム教のような宗教上の理由がある場合は土葬が一般的ですが、アメリカでは近年、火葬が増えているのです。 土葬が減りつつある理由は、エンバーミングといわれる遺体の長期保存方法の費用が高く、また感染症の蔓延防止が大きな要因となっています。

火葬の流れ

火葬場では、担当者から説明を受ければ、火葬の流れは分かります。 しかし、実際の手続きで、事前に気をつけておきたいポイントを知っておくことで、心に余裕を持つことも大切です。 特に手続きに関する書類を忘れると、火葬ができないという事態になります。 ここでは、火葬前の手続きから、火葬場への移動、手続き、納めの式、お骨上げなど一連の流れの中で、ポイントを絞った内容にしていますので、火葬の流れを知る上で参考にしてください。

火葬前の手続き

火葬前の手続きで必要なのは、「火葬許可証」です。 故人が住民票を登録している自治体に、「死亡診断書」を提出、「死亡届」「火葬許可申請書」を申請し、「火葬許可証」を受領しておきます。 「火葬許可証」は、火葬場で必ず必要となる書類ですから、忘れずに申請し、保管しておきましょう。

「おくりびとのお葬式」では、各種提出書類の代行も行っております。 ご遺族様が安心して葬儀式を執り行える様、お手伝いいたします。

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火葬場への移動

葬儀・告別式が終われば、出棺となり、火葬場へ移動します。 火葬場の同行者は、遺族や親族といった故人様と身近な間柄の方が一般的です。 ご遺体と位牌または遺影を持った喪主、葬儀社関係者が乗った霊柩車を先頭に、僧侶や遺族、親族を乗せた車や葬儀社が用意したマイクロバスの順序で、火葬場へ移動します。 ここで気をつけたいのは、「火葬許可証」を火葬場へ提出しないと火葬できません。 喪主や遺族は忘れないよう注意してください。

納めの式

火葬場での手続きを追えれば、棺を告別室や炉の前に安置し、納めの式を執り行います。 僧侶の読経に始まり、喪主、遺族、親族の順に焼香し、すべての方の焼香が終わり、全員で合掌すれば、納めの式は終わりです。 納めの式が終われば、火葬炉前に運ばれ、故人様との最後のお別れをした後、火葬されます。 火葬の時間は、年齢や体型などにより異なりますが、1~2時間ほどかかるため、参列者は火葬場の待合室または葬儀場に戻り、火葬が終わるまで待機します。

お骨上げ

参列する遺族

お骨上げの儀式は、火葬後、火葬された遺骨を骨壺に納める儀式で、喪主から始め、遺族、親族と故人様と縁の深い順に行います。 お骨は、二人一組となり、それぞれが長い竹の箸を持ち、同時に拾い上げて、骨壺に納めていきます。 お骨の拾い上げは、下半身から上半身に向かって、足、腕、腰、背、肋骨、歯、頭へと進み、最後は、喪主が喉仏を拾い、骨壺の一番上に置き、終わりです。 お骨上げが終わると、火葬場の担当者から骨壺と同時に「火葬証明書」を受け取りますが、 火葬証明書は埋葬許可証となるため、紛失しないように保管しておきます。

火葬の際のマナー

火葬は葬儀の一部であるため、立ち会う際には、通夜や葬儀と同様、マナーは重要視されます。 特に葬儀に参列しても、火葬場に行く機会は少ないため、火葬の際のマナーを知らない方もいるでしょう。 ここでは、火葬の際のマナーの中でも、服装や同行者、火葬中、お骨上げに関して紹介します。

服装

火葬に参列する方の服装や身だしなみにもマナーがあります。 男性は、上下とも黒系のスーツの着用が基本です。 ワイシャツは白、ネクタイや靴、靴下は黒がマナーとされています。 装飾品は、結婚指輪以外は身につけないように注意しましょう。 特に光沢の目立つネクタイピンや金属製の腕時計、金具つきの靴は避けるようにします。 女性は、黒系の上下スーツやワンピースの着用が基本です。 靴は黒のパンプスなどとし、ストッキングも黒を選びます。 男性と同様、結婚指輪以外は身につけないように注意するとともに、ヘアバンドや髪飾りは黒系にします。 真珠のネックレスは質素な1連は問題ありませんが、動物革のバックや毛皮のコートは避けなければなりません。

同行者

火葬場への同行者は、喪主や遺族、親族、時には故人様と親交が深い友人、知人のみです。 遺族や親族、親交の深い友人、知人以外の方は一般的に同行できませんが、同行したい意思が強い場合は、葬儀の前に喪主に伺いを立て、了承を得ておきましょう。

火葬中の過ごし方

火葬が終わるまで同行者は、お骨上げの連絡を受けるまで、火葬場の控え室または葬儀場やお寺などに戻って待機することになります。 火葬を待つ間は、本格的な食事はせずに、葬儀社が用意した軽食やお菓子を食べながら、静かに過ごしましょう。 地域によっては、食事やお酒を用意し振る舞うといった、精進落としを行う場合もありますが、お骨上げという大事な行事を控えているため、飲酒は避けた方が無難でしょう。

お骨上げ

火葬が終わると、収骨室に向かいますが、火葬場の担当者の指示に従って、お骨上げを始めます。 火葬場の担当者の説明を良く聞いて、その手順に従います。 地域によっては、お骨の一部を拾う、または全てのお骨を拾うなど、拾い方や拾う量に違いがあります。 マナーを守ったお骨上げは、火葬場の担当者の指示に従うのが安心で確実です。

まとめ

日本の葬儀は火葬が主流ですが、実際に火葬に立ち会う機会は少なく、初めて喪主を務める、遺族として参列する場合には困惑するでしょう。 火葬の流れやマナーを少しでも知ることで、戸惑うことは少なくなります。 火葬に同行した場合に恥ずかしい思いをしないように、一般的な知識として身につけておきたいものです。

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