近年、「家族葬」を選ばれる方が増えているのをご存知でしょうか。
葬儀社はもちろん公営の斎場でも、「家族葬」に対応している施設が多くなってきている様です。
「家族葬」どの様な葬儀なのでしょうか。今回は家族葬について詳しくご説明していきたいと思います。
実は、家族葬にははっきりとした定義はないのです。
あえて言うなら
家族葬・・・お招きする方を限定し、ご家族の他親しい友人などが中心となり、故人様をお見送りする葬儀のかたち。
自由な発想の基、故人様をご家族様の想いの形でお見送りすることが「家族葬」なのかもしれません。
※家族以外の参列を拒否するというものではありません。生前の故人様を思い、お招きする方を決めることとなります。
特徴としては
ご家族様の故人様に対する想いを家族葬を通して形にすることができるのが特徴です。
ここでは、家族葬のメリットと注意点についてご説明していきましょう。
*家族葬のメリット*
①形式に捉われない葬儀が執り行える。
②ゆっくりと、最後の時間を親しい方だけで過ごすことができる。
③参列者対応に追われず、精神的・身体的にも負担が軽減される。
④参列者の人数、費用などの予測がしやすい。
⑤人数が限られるため、小規模な式場で行うことができる(費用が抑えられる)。
「家族葬」のうまれた背景には近年の社会事情や生活形態などからも繋がる部分があるかと言えます。
♦︎近所付き合いが希薄化してきている
♦︎故人様が高齢であり、世間との付き合いが減っている
♦︎高齢化社会において、喪主となる方も高齢化している
メリットと同様注意点もしっかりと確認しておきましょう。
*家族葬の注意点*
①お呼びする方の範囲設定が難しい。
②後日、参列できなかった方への対応が必要となる。
③親族、近隣の方への理解が必要となる。
④葬儀の内容によっては費用負担が増えることもある。
「お呼びする方を限定しての葬儀」といった点が大きな違いと言えるでしょう。
一般葬は、故人様とご縁のあった方々、近所の方々など、幅広くお呼びする葬儀。家族葬に比べるとしきたりを重んじた葬儀となります。
「家族葬」では、事前に「家族葬」である事を故人様の知人、ご近所の方々へ理解していただくことが、大切なこととなります。
※後日、ご自宅へ弔問に来られた方への対応についてもしっかりと考えておく必要があります。
ここからは、家族葬の具体的な流れをご説明していきましょう。
流れとしては一般葬と同じです。
お迎え ▷ 安置・初期処置 ▷ 打ち合わせ ▷ 納棺 ▷お化粧直し ▷ *通夜* ▷*葬儀・告別式* ▷ 出棺・火葬
通夜、葬儀・告別式が家族葬の特徴である「親しい方を中心にお見送りをする」と言った思いが最も表れる時間となるでしょう。
故人様のもとへスタッフがお迎えにあがります。1時間〜1時間半程度で向かいますので安心してお待ちください。
※道路状況により前後することがございます。
逝去された場所について
病院の場合・・・・基本的に霊安室に移されます。
ご自宅の場合・・・かかりつけ医に連絡をしてください。かかりつけ医がいない場合は、救急車を呼び病院に搬送してもらいます。
医師、病院にて死亡が確認された後、死亡診断書が発行されます。
死亡診断書をもとに「死亡届」を作成しなければなりません。
おくりびとのお葬式では死亡届の作成サポートと提出を責任を持って代行いたします。
故人様をご希望のお帰り先までご搬送いたし、故人様の状態を安定的に保つために初期処置を行います。
ご安置について
故人様がお亡くなりになられてから火葬場へ移動するまでの間、故人様のお帰り先を考えておく必要があります。
※法律上、お亡くなりになられてから24時間以内は原則として火葬することはできません
ご自宅での安置や安置施設などとなります。
♦︎ご自宅の場合・・・畳1畳分のスペースがあれば安置することができます。エレベーターの有無確認や近隣住人への配慮が必要となります。
♦︎安置施設の場合・・ご自宅へのお帰りが難しく、式場施設が遠い場合などは安置施設がお帰り先となります。
ご自宅から遠い安置施設になってしまうことや深夜の受け入れができない施設もあり、確認が必要です。
♦︎式場施設の場合・・安置設備が整っている施設もございます。使用料や冷房の有無など事前に確認しておくと良いでしょう。
故人様の状態を安定的に保つための初期処置
お亡くなり後、最も重要な初期段階で納棺士がご遺体を適切にケアいたします。これにより、いつまでも故人様に触れることができ、ご生前の様なお姿でお会いすることができるのです。
ご遺体安置後お打ち合わせをいたします。
ご家族様にご満足いただけるようご提案させていただきます。
お打ち合わせでは ①葬儀会場 ②日程 ③予算(見積もり) ④葬儀形式(家族葬としてどの様に行うのか)などを決めていきます。
♦︎家族葬ではお呼びする方を限定しますが、限定することが難しいとも言えます。
故人様を思い、どの様な送り方をしたいのかを考えながら決めていくと良いでしょう。
♦︎自由な発想の基、お見送りする家族葬です。ご家族様の思い、故人様のこと、お話しいただければ幸いです。
ご家族様に見合った家族葬の提案し、お手伝いさせていただきます。
お打ち合わせは状況によって2〜3回行う場合がございます。
深夜の場合は翌日に行うことも可能です。
お見送りをするにあたり、故人様の身なりを整えてお棺に納めることを納棺といいます。
おくりびとのお葬式では、「納棺の儀」がございます。
「納棺の儀」では、納棺士が故人様とご遺族様と同じ空間の中で、湯灌・死化粧・死装束への着せ替えを施し、棺へと納めます。
納棺の儀は我々が葬儀の中で最も大切にしている時間でもあります。
夕刻より通夜式を行い、翌日の葬儀・告別式まで故人様とお過ごしいただけます。
寺院による読経をしていただいた後、焼香を行います。
通常ですと通夜振る舞いとなりますが、家族葬の場合お呼びする方が限られているため、会食など改まった形式の場を設けないことが多くあります。
※通夜振る舞いが必要ないこともある。
♦︎家族葬は親しかった方中心にお招きします。
故人様の思い出を語り合う時間でもあります。参列者の対応に追われることなくゆっくりと故人様と最後の夜を過ごすことのできる時間でもあります。
我々は最期のお別れの瞬間まで綺麗なお姿でいてほしいと願います。
葬儀・告別式の前にお化粧直しを行います。
おくりびとのお葬式では納棺士が最初から最後まで担当いたします。そばに寄り添い故人様の状態を安定的に保ちます。
1度のご葬儀で平均4〜6回ほどのお化粧直しをしております。
会葬者をお迎えして故人様を送る儀式となります。
お花を手向けていただき、最期のお別れをします。
寺院による読経をしていただいた後、焼香を行い告別式にて、弔電や弔辞を奉読します。
♦︎家族葬では参列者が少数となることがあるため、所要時間が短くなることも。招かれた方は、遅れない様注意が必要です。
♦︎形式に捉われない式である家族葬、故人様の好きだった音楽を流たり、趣味のものなどを飾るなど、参列者の方々と共に故人様の思い出を共有できる場ともなります。
お別れの儀式が終わり、出棺いたします。
火葬後はお骨を骨壺に納めます。
♦︎葬儀会場と火葬場が離れている場合は移動手段などの手配が必要となります。
♦︎火葬から納骨までの時間は1〜2時間ほどかかることがが多い様です。
収骨後は、四十九日法要まで誤ご自宅にご安置となります。
♦︎担当スタッフ全員が納棺士
おくりびとのお葬式では、担当スタッフ全員が納棺士です。
お見積もりから火葬まで担当しているため、最後まで生前と変わらぬお姿で故人様とお会いすることができます。
♦︎みんなが「おくりびと」になる
我々は、お別れの形は自由であるべきだと考えます。
「みんながおくりびとになる」を合言葉に、従来の形式に捉われないお別れの場を故人様、ご遺族様とともに作り上げていきたいと考えております。
♦︎充実のサポート
死亡後の各種手続きに関することは勿論、法事法要などご葬儀だけではなくその後のお手伝いも致します。
その他お悩み、ご相談がありましたら、いつでもお尋ねください。
葬儀にかかる費用は大きく分けて5つ。
①基本の葬儀費用 ②式場使用料・安置施設使用料 ③火葬料金 ④お食事・返礼品 ⑤寺院へかかる費用
費用の大きな違いとしては、やはり参列者の人数と言えるでしょう。
今回は家族葬についてご説明してきましたが少人数での葬儀であっても、必ずかかる費用がありますのでご説明していきましょう。
※家族葬では、香典の収入が一般葬に比べると少なく、費用負担が増えることも考えておく必要があります。
寝台車や棺など必要な物品やサービスなどは基本の葬儀費用として挙げられます。
多くの葬儀社は独自のプランを提案しており、プラン内容も様々です。より多くの見積もりを取り内容を確認しておくと良いでしょう。
式場使用料
多くは葬儀式場のご利用となります。
家族葬の場合、少人数でのご利用となることが多く、式場も比較的小規模となり、費用が抑えられる様です。
川崎市では市営の斎場、かわさき南部斎場とかわさき北部斎場があり、家族葬に対応できるよう設備が整っております。
両斎場に関しては、火葬場が併設されているため、火葬場への移動負担なども軽減されます。
※ご利用者が川崎市民であればより安価にてご利用いただけます。
安置施設使用料
葬儀を行う式場により安置設備が整っていることもあり、その場合は別途費用がかかることもありますので確認しておくと良いでしょう。
安置できない場合は、安置施設を確保しなければなりませんので、事前の確認が必要となります。
火葬場を利用する際は、費用がかかります。公営と民営があり、公営の場合は比較的費用が抑えられます。
川崎市ではかわさき南部斎場とかわさき北部斎場がございます。
条件によっては料金が安価になる場合もございますので、確認しておくと良いでしょう。
両斎場は葬儀も行える施設です。家族葬など少人数でのお式にも対応している施設となります。
※公営は費用が抑えれれる反面、日程の調整が難しいこともございますので注意が必要です。
お食事
家族葬では会食など改まった場を設けないことも多い様ですが、決まりではありません。
人数、必要に応じての追加となるため、プランに含まれず別途費用がかかることが多いようです。
返礼品
参列された方に対し、お礼の気持ちを込めてお返しする品です。基本的には参列者全員にお渡しします。
家族葬の場合、後日ご自宅へ弔問に来られる方もいらっしゃいます。ご自宅でストックするなどの対応(準備)も必要となります。
家族葬であっても僧侶に読経していただきます。忘れずに確認しておきましょう。
♦︎お布施・・・・・仏教式で葬儀を執り行い、僧侶に読経をお願いする際に寺院に納めるもの
(仏教式で行わない場合は、お布施は不要となります。)
♦︎お車代・・・・・僧侶に足を運んで頂いたことへの気持ち
♦︎御膳料・・・・・お膳に代わって渡す費用(お食事を頂かずに帰ってしまう場合など)
「おくりびとのお葬式」では会員制度を設けております。
♦︎入会金は1万円のみ
年会費やその他費用負担はありません。
さまざまな特典をご用意しております。
♦︎早めの入会がお得
入会から数年が経つほど割引額が大きくなるため、早めの入会がお得となります。
返金制度もございますので、安心してご入会いただけます。
住所:神奈川県相模原市中央区中央1−10−13
宗派:全宗教対応
対応人数:約30名まで
特徴:駐車場あり、控室あり、宿泊可、付添安置可、バリアフリー安置施設あり
*2020年12月5日OPEN
いかがでしたでしょうか。
今回は家族葬についてお話ししてきました。
最後のお別れを「故人様らしい、ご家族様らしい式」にしたいとお考えの方には最適なお式であると言えるでしょう。
おくりびとのお葬式では、事前相談や会館の見学など随時行っております。ぜひ一度、お問い合わせください。