「一日葬とは？他の葬儀スタイルとの違いは？」
どのようにお考えでしょうか。
葬儀形式にはさまざまなスタイルがあり、それぞれの特徴や違いをこまかく理解されている方は少ないと思います。
そこで本記事では
♦一日葬とは何か？といった基礎知識
♦二日葬・火葬式との違い
♦一日葬のメリット・デメリット等
一日葬について網羅的に解説していきたいと思います。
一日葬の知識を学ぶ際の参考になる内容になっています。
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おくりびとのコラム
【札幌市でのお葬式】札幌の専門葬儀社が市内の葬儀場や葬儀の費用を解説
一日葬とは？
一般的な葬儀は、1日目にお通夜、2日目に葬儀式・告別式・火葬を行う形式です。
対して、一日葬※はお通夜がなく、葬儀式・告別式・火葬を1日で行います。
一日葬は1日で葬儀を終えられるため、喪主やご遺族の体力的・精神的な負担が軽くなります。
特に下記のような方が、一日葬を選ぶことが多いようです。
♦参列者に高齢の方が多い場合
♦遠方から来る参列者が多い場合
♦お通夜は不要だが、お葬式は行いたい方
♦仕事の都合が合わずに葬儀を1日で完了したい方
※菩提寺の意向によって、一日葬ができない場合がございます。一日葬を検討されている方は、必ず事前に確認をしましょう。
一日葬と火葬式の違い
火葬式は、お通夜、葬儀・告別式を行わず火葬のみを行うシンプルな葬儀形式です。
一日葬と火葬式の大きな違いは下記の3つです。
1．葬儀の内容
2．葬儀にかかる時間
3．葬儀費用
1.葬儀の内容
一般的な流れをそれぞれご紹介いたします。
♦一日葬の流れ
「死亡診断書の受け取り」▷「ご遺体の搬送」▷「葬儀の打ち合わせ」▷「納棺」▷「葬儀式・告別式・出棺」▷「火葬・お骨上げ」▷「精進落とし」の順となります。
※お通夜がないこと以外の流れは、通常の葬儀とほとんど同じです。
♦火葬式の流れ
「死亡診断書の受け取り」▷「ご遺体の搬送」▷「葬儀の打ち合わせ」▷「納棺」▷「火葬・お骨上げ」▷「精進落とし」
という順で行われます。
※通夜や葬儀・告別式を行わず、ご遺族や近しい親族のみが参列することが多いです。
2．葬儀にかかる時間
一日葬は、参列者の人数にもよりますが全ての流れを3時間程度で行うことが多いでしょう。
一日葬当日にかかる時間の目安は
葬儀式・告別式は、1時間程度（一般の葬儀と同じ）
出棺～火葬は、2時間程度
火葬式は、全ての流れを2時間程度で行うのが一般的です。
したがって、葬儀にかかる時間は一日葬より火葬式の方が短い傾向にあります。
なお、日本での火葬は故人様の死亡後24時間経過後と決まっていますので、ご臨終から火葬までにかかる時間は同じです。
3．葬儀費用
一日葬と火葬式における葬儀費用の相場※は、下記の表を参考にしてください。
葬儀形式 | 相場 |
|---|---|
一日葬 | 30万円〜50万円前後 |
火葬式 | 20万円前後 |
一日葬は、「お通夜分の費用がかからない」「参列者に提供する飲食代を削減できる」ので、一般的な葬儀より費用をおさえられます。
しかし、葬儀社のプラン・オプション・地域に差があることから、実際の費用は葬儀社への確認が必要です。
火葬式においては、火葬のみを行うシンプルな形式であるため、葬儀費用を大幅に削減できます。
しかし、一般葬のように香典で葬儀費用を賄うことが基本的にできないため、多くの場合ご遺族の持ち出しとなります。
※当社費用調査結果
その他の形式の葬儀費用については、こちらもご参照ください。
おくりびとのコラム
葬儀費用の相場は？費用を抑えるために知っておくべきことを紹介します
一日葬と二日葬の違い
一日葬と家族葬の大きな違いを、下記3つの観点から説明します。
1．葬儀の内容
2．葬儀にかかる時間
3．葬儀費用
それぞれ説明していきましょう。
1．葬儀の内容
大きな違いは、「お通夜があるかないか」です。
一日葬は、「お通夜」がなく葬儀を1日で終える葬儀形式です。
二日葬は、一般の葬儀と葬儀内容は同じなので「お通夜」を行います。
よって、両者はお通夜の有無が大きな違いと言えます。
2．葬儀にかかる時間
一日葬と二日葬における違いを「葬儀にかかる時間」から解説します。
一日葬は葬儀全体を1日で行うのに対し、二日葬は2日に渡って葬儀が行われます。
一日葬の方が葬儀にかかる時間は短いと言えます。
3．葬儀費用
葬儀費用の相場※は、下記の表を参考にしてください。
葬儀形式 | 相場 |
|---|---|
一日葬 | 30万円〜50万円前後 |
二日葬 | 40万円〜150万円程度 |
先程ご説明した通り、一日葬は一般の葬儀より費用をおさえられる特徴があります。
二日葬においては、お通夜を行いますので一日葬より費用がかかることが多く内容としては一般葬と同じとお考えください。
※「当社費用調査結果による」
一日葬のメリット・デメリット
一日葬の特徴から、一日葬のメリット・デメリットをご紹介します。
「一日葬」を考えている方は、葬儀形式を決める際の判断材料として参考にして頂ければと思います。
一日葬のメリットは下記の通りです。
【一日葬のメリット】
♦ご遺族の精神的・体力的な負担を軽減できる
♦お通夜分の飲食や返礼品などの負担がない
♦遠方から来る参列者の手間や旅費などを削減できる
♦葬儀にかかる金銭的負担をおさえられる可能性がある
一日葬の最大のメリットは、葬儀を1日で終えられる点です。
ご遺族や遠方から来る参列者の精神的・体力的な負担もおさえられます。
また、お通夜がない葬儀形式であることから、参列者へのおもてなし費用もかかりません。
【一日葬のデメリット】
♦お寺や参列者から反対される可能性がある
♦葬儀後の弔問対応が多くなる場合がある
♦式場費が高くなる場合がある
一日葬は、最近になって選択する人が増えてきた新しい葬儀スタイルです。
お寺や親族から反対を受けることがあります。
親族のみで執り行われることが多く葬儀後の弔問対応が多くなる可能性があります。
また、一日葬の費用は一般的にリーズナブルな場合がほとんどですが、式場代が2日分かかることがあります。
葬儀社との打ち合わせ時に、費用について注意深く確認しておいた方が良いでしょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
様々な葬儀形式を理解しておくことで、故人様、ご遺族様に見合った葬儀を執り行うことができます。
誰のための葬儀なのか、どのような形で送りたいのか、メリット・デメリットを踏まえより良いお別れの形を見つけていただければと思っております。
おくりびとのお葬式では、随時ご相談承っております。お気軽にお電話ください。
