従来の葬儀は家族をはじめ、親しかった友人やお世話になた方、近所の方々など生前ご縁のあった方々に来ていただき、最後のお別れをする。といった形のものでした。
2019年12月に感染者が報告された新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響を受け外出や人の集まりが自粛される状況が続く中、葬儀のおこない方にも変化が起こってきていると言えるでしょう。
近年の葬儀形式としては、一般葬(2日間)、家族葬(2日間)、一日葬(1日)、火葬式(1日)などがあります。
一日葬は・・・
きちんとした葬儀を行ってあげたい、けれど、人が多く集まるのは少し心配。
そんな方にも注目されている葬儀形式でもあります。
お通夜を行わず告別式から火葬まで1日で行う一日葬、メリット・デメリットを見ていきましょう。
メリット
♦︎通夜にかかる費用が抑えられる。(通夜振る舞いなどがない)
♦︎1日で行うため、日程の調整がしやすい。(仕事がお忙しい方)
♦︎参列される方の宿泊などの負担がない。(遠方からの親族が多い方)
♦︎精神・体力負担が軽減。(ご高齢の方)
♦︎人の集まる機会(通夜)を極力避けることができる。(感染対策)
デメリット
♦︎葬儀に参列できない方が出てくる。(通夜がないため、調整ができず参加できない事も)
♦︎菩提寺やご高齢の方々への説明、理解していただくことも大切です。(菩提寺の考えによっては受け入れないことも)
♦︎式場料金の確認。(2日間の費用となる場合もあります、事前の確認が必要です)
1日で執り行う葬儀の中で「火葬式」というものがあります。
火葬式とはお通夜や葬儀・告別式はおこなわず、火葬場にて短時間でのお別れと火葬、収骨を行うこと。
※火葬式では、葬儀・告別式を行いません。
一日葬
①お通夜がない
②火葬当日に葬儀・告別式を行う
でしたね、それではおくりびとのお葬式で一日葬を行う際の流れをご紹介していきましょう。
おくりびとのお葬式では以下の様な流れとなります。
1.お迎え▷2.ご安置・初期処置▷3.お打ち合わせ▷4.納棺▷5.お化粧直し▷6.葬儀・告別式▷7.出棺・火葬
流れを知ることで、どの様な葬儀であるのか再確認することができます。
故人様のもとへスタッフがお迎えにあがります。1時間〜1時間半程度で向かいますので安心してお待ちください。
※道路状況により前後する場合があります。
病院では「死亡診断書」が発行されます。この時、死亡診断書とともに「死亡届」を作成する必要があります。
※おくりびとのお葬式では「死亡届」の作成と提出の代行も行っております。
故人様をご希望のお帰り先までご搬送いたします。安置後に故人様の状態を綺麗に保つために初期処置を行います。
ご安置について
ご自宅での安置、葬儀場や安置施設などがあります。
♦︎自宅で・・・ご家族やご親族とゆっくりお別れの時間を取ることができます。お帰り先とご自宅を行き来することがないためご遺族様への負担も減ります。
※近隣の方へご迷惑がかからない様配慮が必要となります。住宅事情(エレベータの有無)によりお帰りいただけない場合もございます。
♦︎葬儀場で・・・施設により受け入れができないところもあります(事前の確認が必要)。宿泊ができない式場などではゆっくりと時間を過ごすことは難しくなります。
※安置料として、式場費用とは別にかかる事もございます。
♦︎安置施設で・・・自宅へのお帰りが難し場合など、ご自宅の近くにお帰りいただけます。
※深夜ですと受け入れ不可の場合もございますので事前の確認が必要となります。
♦︎弊社施設で・・・すぐそばに納棺士がおります。何かあった際、お待たせすることなく対応可能でございます。
※お部屋に限りがあるため、ご葬儀の状況によっては一旦ご希望の式場ではな場所へお帰りいただくことがございます。
♦︎病院の霊安室
病院では、亡くなった方を「霊安室」へ運びます。
「霊安室」・・・ご遺体を「安置室」へ運ぶまでの間、一時的にご利用できる場所。2〜3時間ほどのご利用となることが多いです。
故人様の状態を安定的に保つための初期処置
お亡くなり後、最も重要な初期段階で納棺士がご遺体を適切にケアいたします。これにより、いつまでも故人様に触れることができ、ご生前の様なお姿でお会いすることができるのです。
ご遺体安置後、ご葬儀についてお打ち合わせを行います。
皆様にご満足いただける様ご提案いたします。
主に
①葬儀会場
②日程
③予算
④葬儀形式の確認
などを打ち合わせの中で決めていきます。
♦︎一日葬は、お別れの時間がきちんと欲しい方のために、自由な発想で心に残る暖かな葬儀となります。
♦︎菩提寺へは一日葬を行う旨を伝え、理解していただく事も大切です。
♦︎「死亡届」「火葬許可証」などの作成代行に関してもご相談下さい。
お打ち合わせは状況により2〜3回行う場合がございます。
深夜の場合は、翌日に行うことも可能でございます。
お見送りをするにあたり、故人様の身なりを整えてお棺に納めることを納棺といいます。
おくりびとのお葬式では、「納棺の儀」がございます。
「納棺の儀」では、納棺士が故人様とご遺族様と同じ空間の中で、湯灌・死化粧・死装束への着せ替えを施し、棺へと納めます。
納棺の儀は我々が葬儀の中で最も大切にしている時間です。
最後のお別れの瞬間まで綺麗なお姿を保っていただくために、葬儀・告別式の前にお化粧直しを行います。
※おくりびとの葬式では葬儀・告別式の前以外にも、1度のご葬儀で平均4〜6回ほどのお化粧直しをしております。
会葬者を迎えて故人様を送る儀式となります。お花をお手向けいただき、故人様と最後のお別れいたします。
寺院による読経をしていただき、焼香を行い告別式にて、弔電や弔辞を奉読します。
※一日葬は、お通夜を行わない事もあり、参列者が限定されます。そのため、全体の所要時間が短くなることもあります。参列される方は遅れない様注意が必要です。
お別れの儀式が終わり、出棺いたします。
火葬後はお骨を骨壺に納めます。
♦︎葬儀会場と火葬場が離れている場合は移動手段などの手配が必要となります。
♦︎火葬から納骨までの時間は1〜2時間ほどかかることがが多い様です。
♦︎担当スタッフ全員が納棺士
おくりびとのお葬式では、担当スタッフ全員が納棺士です。
お見積もりから火葬まで担当しているため、最後まで生前と変わらぬお姿で故人様とお会いすることができます。
♦︎みんなが「おくりびと」になる
我々は、お別れの形は自由であるべきだと考えます。
「みんながおくりびとになる」を合言葉に、従来の形式に捉われないお別れの場を故人様、ご遺族様とともに作り上げていきたいと考えております。
♦︎充実のサポート
死亡後の各種手続きに関することは勿論、法事法要などご葬儀だけではなくその後のお手伝いも致します。
その他お悩み、ご相談がありましたら、いつでもお尋ねください。
ここまで一日葬の流れを見てきました。
では、どのぐらいの費用がかかるのでしょうか。
一般的には30万〜50万円というのが相場となる様です。
数々のプランが葬儀社により提案されておりますので、ここでは費用としてかかる代表的なものをご紹介します。
プランに含まれるもの、オプションとなるものなどさまざまですので、確認しておくと良いでしょう。
式場使用料
多くは葬儀式場のご利用となります。
「一日葬」だから、料金も一日分とは限りません。
費用については一日葬であることを確認しておくことが必要です。
安置施設使用料
式場によっては安置施設が整っているところもありますが、安置できない場合は、安置施設の確保が必要なとなります。
事前に確認しておくと良いでしょう。夏期は特に冷房の有無の確認も重要となります。
仏教式で葬儀を行い、僧侶に読経をお願いする際に寺院に納めるものとなります。(仏教式以外での葬儀の場合は不要となります)
火葬場を利用する際、費用がかかります。
公営・民営とがあり、公営の場合は比較的費用が抑えられます。
稲城市では南多摩斎場または多摩葬祭場で火葬を行うことを条件とした葬儀制度があります。
確認しておくのも良いでしょう。
*火葬中の控室など別途費用がかかる事もあります。
お食事
一日葬の場合、お通夜を行わないため通夜振る舞いはありませんが、精進落とし(法要の後にふるまわれる食事)はご用意が必要となります。
人数、必要に応じての追加となるため、プランに含まれず別途費用がかかることが多い様です。
返礼品
参列された方に対し、お礼の気持ちを込めてお返しする品です。基本的には参列者全員にお渡しします。
ご自宅へ弔問に来られた方などへの対応(準備)も必要となります。
上記の他「お車代」「御膳料」などが掛かります。
お車代・・・僧侶にお迎えを出さなかった場合の費用
御膳料・・・僧侶がお食事を辞退した際の飲食代
※お布施とは異なりますのでご注意ください。
おくりびとのお葬式ではお得にご利用いただける会員制度をご用意しております。
♦︎入会金は1万円のみ
年会費やその他の費用負担なく、様々な特典をご利用いただけます。
♦︎早めの入会がお得
入会から年数が経つほど割引額が大きくなるため、早めの入会がお得です。
返金制度もございますので、安心してご入会いただけます。
住所:東京都稲城市百村1613−4−101
宗派:全宗教対応
特徴:駅近
*京王線稲城駅南口前(駅からも確認できます)
いかがでしたか。
一日葬、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)により生じた課題解決の一つとも言える葬儀のかたちかもしれません。
おくる形は違っても、思う形は同じと考えます。
おくりびとのお葬式では、もちろん「一日葬プラン」をご用意しております。
目印は木目調の落ち着いた外壁、是非一度、お立ち寄りください。