祭壇の周りには多くの花が飾られています。
お葬式のお花には大きく分けて4種類「供花」、「花輪」、「枕花」、「献花」があり、それぞれが役割を持っています。
今回は「お葬式のお花」のお話です。
「供花」「花輪」「枕花」「献花」
種類は4種類ありますが、いずれも故人様への弔意、供養のためにお供えするお花(生花)です。
それぞれの役割が異なります。
供花・・・・故人様の近親者や病気などで参列できない方より贈られ、お通夜・告別式に祭壇の脇に供えられます。
花輪・・・・故人様にゆかりのあった会社・企業より贈られ、お通夜・告別式に会場の外や、入り口などに飾られます。
枕花・・・・親族や故人様と親しい方より贈られ、訃報を受けてからお通夜までご遺体の枕元に供えられます。
献花・・・・参列された方が、キリスト教式にお線香の代わりに祭壇に供えます。
中でも今回は「供花」についてお話ししていきたいと思います。
供花、読み方は「きょうか/くげ」。
お通夜・告別式で飾られる生花で、故人様のご冥福を祈る気持ちを込めて贈られます。
基本的には、故人様への感謝の気持ちとなりますので、誰が出しても問題ありません。
遠方で参列が難しい方が贈られることもあります。
せっかく贈ったのに断られてしまうケースもあります。
贈る際には以下の点を注意しましょう。
●供花を贈っても大丈夫か。(宗教や遺族の意向などにより、辞退されることもあります。事前に確認することをお勧めします)
●お花の種類・色の確認。(仏式・神式・キリスト教など形式が異なります)
●親族が出す場合は、喪主が取りまとめて行う場合もあります。(二重手配とならない様、連絡を取ることが必要です)
供花、故人様をお花で華やかに送ることができありがたく思うものです。
参列できず供花を贈られる方もいらっしゃいます。
誰から贈られたものなのか把握(控えて)しておくとお礼状を出す際に重要なリストとなります。
贈りたいがどうすれば良いかわからない方もいるでしょう。
お花屋さん?
葬儀屋さん?
ここからは供花を手配する際の手順をご紹介します。
♦︎親族遺族の場合♦︎
・喪主がまとめて手配する場合がありますので、喪主や葬儀の中心となっている方に確認し必要とあれば手配する様にしましょう。
・祭壇に飾るものですので、早めの手配が良いでしょう。
・供花には名前を記した札がつけられます。まとめての手配でない場合は故人様との関係がわかる様に伝えましょう。
♦︎親族遺族以外の方の場合♦︎
・ご遺族へ了承を得た上で注文を。
・葬儀日程や式場・宗教を確認し、早めに注文します。(お通夜当日から祭壇を飾り始めに間に合うように)
・お花の種類などの確認、宗教や葬儀形式によりお花の種類も異なります。(イメージを伝えることも大切ですが、失礼のないよう注意しましょう)
・故人様との関係をはっきりと明記する。(祭壇に飾る順番に決まりがあるため)
*お花屋さんでも注文はできますが、花の種類や葬儀形式などお聞きすることが多いこともあり、遺族への負担を考えますと、担当されている葬儀社へ依頼することをお勧めいたします。
供花には必ず贈り主が明記された札が付いています。
祭壇へ飾る際の参考となりますので注文の際は、故人様との関係をはっきりとわかる様明記する必要があります。
●親族が贈る場合
「◯◯家一同」、「親族一同」、「兄弟一同」や「子供一同」、「孫一同」などと書くことが多いでしょう。
●親族以外が贈る場合
「友人一同」、「◯◯会一同」など、個人名を明記することもありますが、バランスよく見える配置を考えると良いでしょう。
供花は贈るタイプにもよりますが、1基10,000円〜30,000円程度と考えて良いでしょう。
供花では1つのお花を1基(いっき)と呼びます。2基の場合は1対(いっつい)と数えますので、注文する際は注意が必要です。
普段使用しない数え方ですので、「思っていたより少なかった」ということの無い様にしましょう。
*生花ですので、季節によりお花の相場も変化します。
供花を贈ってくださった方々へのお礼、「返礼不要」と明記されていない場合はお礼状とともに贈ります。
地域の慣習などもあるかもしれません、葬儀社もしくは地元の方に確認しておくと良いでしょう。
お礼品は基本、香典返しと同じです。
金額は供花の3分の1〜半分が一般的となります。
団体名で供花を贈られた場合は、団体宛に分け合える品などを選ぶと良いですし、複数名の場合は個々に送ることもあります。
地域により異なる場合もありますが、白黒の結び切りの掛け紙を使用します。
表書き(水引の上部)には「志」、水引の下部には送り主の名前を書くのが一般的です。
*表書きには地域・宗教によって様々ですので、注意が必要です。
基本的には四十九日明けに送ります。ですが、何もしない形で時間だけが過ぎてしまいますので、葬儀後1週間を目安にお礼状を送ると良いでしょう。先に電話でお礼の気持ちをお伝えすると良いかもしれません。
生前故人様と親しくしてくださり感謝と弔意を表してくれた方々へは、遺族としてきちんとした形で締め括りたいものです。
住所:北海道札幌市白石区北郷4条1丁目2-1
宗教:全宗教対応
対応人数:約100名まで
斎場の特徴:駐車場あり,控室あり,宿泊可,付添い安置可,バリアフリー,安置施設あり
住所:北海道札幌市豊平区平岸6条9丁目3-25
宗教:全宗教対応
対応人数:約100名まで
斎場の特徴:駐車場あり,控室あり,宿泊可,付添い安置可,バリアフリー,安置施設あり
住所:北海道札幌市白石区南郷通20丁目南3-14
宗教:全宗教対応
対応人数:約50名まで
斎場の特徴:駐車場あり,駅近,控室あり,宿泊可,付添い安置可,バリアフリー,安置施設あり
住所:北海道札幌市手稲区新発寒5条2丁目3-3
宗教:全宗教対応
対応人数:約70名まで
斎場の特徴:駐車場あり,控室あり,宿泊可,付添い安置可,バリアフリー,安置施設あり
住所:北海道函館市日乃出町24
宗教:全宗派対応
対応人数:約120名
斎場の特徴:駐車場あり,控室あり,宿泊可,付添い安置可,安置施設あり
住所:北海道札幌市南区 川沿8条2丁目1-2
宗教:全宗教対応
対応人数:約40名まで
斎場の特徴:駐車場あり.駅近.控室あり,宿泊可.バリアフリー.安置施設あり
住所:神奈川県相模原市中央区中央1-10-13
宗教:全宗教対応
対応人数:約30名まで
斎場の特徴:駐車場あり,控室あり,宿泊可,付添い安置可,バリアフリー,安置施設あり
今回は、供花についてお話ししてきました。
葬儀には様々な種類の「お花」があるということ、それぞれの役割があることがお分かりになられたかと思います。
故人様への感謝・弔意の表し方の一つとして供花があるとご理解いただければと思います。