故人様との最後のお別れの時間は後悔したいくないものです。
葬儀を行う際は葬儀社へ依頼することがほとんどですが、葬儀社の数は非常に多いため、どれを選べばいいか迷う人も少なくないでしょう。契約後に「思っていたのと違う」「追加料金を請求された」といった事態に陥らないためにも、選ぶ際のポイントをしっかりと押さえておく必要があります。
今回は、葬儀社を選ぶ際のポイントや選ぶタイミング、葬儀の前に確認しておくことなどについて解説していきます。
葬儀社と一言でいってもさまざまな企業があるため、選ぶ際のポイントを押さえておくことが大切です。
ここでは、具体的なポイントを4つ紹介します。
葬儀の見積もりをもらう時に、費用が明確であるかどうかは葬儀社選びにおいて重要なポイントです。
葬儀にかかる費用は高額であるにもかかわらず、見積もりがざっくりとしており、内訳がわからないケースは少なくありません。
葬儀には普段見慣れないものや聴き慣れないものが多く出てくるかと思います。葬儀のパッケージ料金に何が含まれているのか、何に追加料金が必要なのか、といった詳しい説明をしてくれる業者であれば信頼できるでしょう。
逆に内訳を聞いてもはっきりと答えてくれない葬儀社は、避けたほうが良いと言えるでしょう。
葬儀社のスタッフの対応の質も葬儀社選びのポイントとなります。
大切な方を亡くされた直後は精神的に不安定になりやすく、そのような中で慣れない葬儀の準備をしなければならない状況において、自分たちに寄り添い丁寧に対応してくれるスタッフの存在は非常に心強いものです。
また、こちらの質問に対していつも親身になって回答してくれる、葬儀の行い方についてより良い提案をしてくれる、といった担当者であれば安心して葬儀を依頼することができるでしょう。
契約を急かすことなく、契約を結ぶ判断を下すまで待ってくれるかどうかも重要なポイントです。
葬儀社の中には、「今契約すると割引が適用されますよ!」など契約を急かしてくるケースもあります。熟慮しないまま契約を結ぶと「思っていたのと違う」といったトラブルにつながりかねません。
故人を気持ちよく送り出すためにも、葬儀社選びはしっかりと検討することが大切です。そのため、契約を急かしてこない葬儀社を選ぶようにしましょう。
支払い方法や支払い期日に柔軟に対応してくれる葬儀社であれば、利用者も依頼しやすいでしょう。
葬儀直後は、何かと慌ただしいタイミングです。また、葬儀費用は決して安くないため、費用を調達するための期間が必要な人もいるでしょう。葬儀社が支払いまで余裕を持たせてくれると落ち着いて対応できます。
また、支払い方法に関しては現金だけでなく、クレジットカード払い、ローンなどに対応している葬儀社もあります。カード払いができれば、現金を調達できない場合でも安心して支払いができます。また、カードによってはポイントを貯めることもできます。
葬儀社を選ぶタイミングは、大きく分けて逝去後と生前の2つです。
また、逝去後に関しては、ご遺体の搬送前と搬送後に分けることができます。ここでは、それぞれのタイミングの概要について解説します。
逝去後に葬儀社を選ぶ場合、ご遺体を安置施設に搬送する前と搬送した後の2種類があります。
病院で故人様が亡くなった場合、搬送前に葬儀社を急いで決めなければならないケースもあります。この場合、病院が紹介する葬儀社を何もわからないまま契約する可能性もゼロではありません。
搬送後の場合、搬送前よりも幾分か落ち着いて葬儀社を選ぶことができます。ご遺体の搬送は葬儀社に依頼するケースが一般的ですが、必ずしも搬送をお願いした葬儀社に葬儀も依頼しなければならないというわけではありません。別の葬儀社を選ぶこともできます。
近年では生前の段階で本人が葬儀社を選ぶケースも少なくありません。以前は生前の段階で決めることは、縁起が悪いと考えられていましたが、現在では本人の希望が尊重するべき、という考え方が主流となっているため、生前に選ぶケースが増えています。
生前に選ぶ場合、各社のプランを落ち着いて比較検討でき、担当者ともゆっくりと話せるなどメリットはさまざまです。また、葬儀社によっては生前の予約で値引きが適用されるケースもあります。
葬儀屋・葬儀社としてもっとも一般的なのが、葬儀専門業者です。
葬儀サービスの提供を専門業務としており、自社で斎場を持っている業者もあります。
◆メリット
・地域や個別事情をくみとったきめの細かい葬儀サービスが期待できる
・相談から施行まで一貫したサービスが期待できる。
◆デメリット
・全国対応していない場合は、特定の地域でしかサービスを受けられない。
・ 一社のプランやサービスに限定されるため、比較検討が難しい場合がある。
わたしたち「おくりびとのお葬式」は専門葬儀社になります。
ご遺体ケアのプロである納棺師が、葬儀の最初から最後まで担当することが最大の特徴となります。
「おくりびとのお葬式」の強みである納棺師・納棺の儀式について詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。
おくりびとのコラム
葬儀や結婚式などの冠婚葬祭時に備えて、毎月一定額を積み立て、貯蓄しておくことができます。
共済や保険とは違い、積み立てた金額は現金としてではなく、
サービスとして受け取ることができるのが特徴です。
例:ベルコ・さがみ典礼・くらしの友
◆メリット
・互助会に加入すると、冠婚葬祭だけでなく、互助会の提携するお店で食事代割引などのサービスが受けられる。
・加入者だけでなく、家族も同様のサービスを受けられる。(何親等までと決まりがあるケースもあり)
◆デメリット
・積立金のみでは、グレードの低いプランしか対応できないことが多く、オプションなどによって追加料金を支払うケースがある。
・経営破綻した際、法律上で保証されているのは「積み立てた金額の半分」のみになるため、全額返ってくることはない。
おくりびとのコラム
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ホームページなどにパッケージ化された料金プランを掲載して全国の葬儀を受け付け、
葬儀の申込があった場合には各地域の提携葬儀社を紹介します。
例:小さなお葬式・いい葬儀・よりそう
◆メリット
・料金プランがパッケージ化されており、全国で一律のサービスを安価で受けることができる。
・全国各地の葬儀社と提携しているため、その中から葬儀社を選ぶことができる。
◆デメリット
・葬儀の施行は提携している葬儀社が行うため、相談から施行まで一貫したサービスが提供できない場合がある。
・提携先の葬儀社の質にばらつきがあるため、期待したサービスが得られない可能性がある。
葬儀社選びにあたっては、事前に葬儀社に確認しておくことがいくつかあります。どういった点を確認しておくのか解説します。
どのような葬儀形式に対応しているのか事前に確認しておきましょう。
葬儀の形式には以下のようなものが挙げられます。
直葬 :宗教儀式はなく火葬のみを行う
一日葬:通夜を行わない葬儀。葬儀〜火葬まで一日で行う
二日葬:家族や親族、親しい友人などが参列する小規模な葬儀
一般葬:大規模に行う昔ながらの葬儀形式
故人様が特定の葬儀形式を希望している場合は、早い段階で希望する形式ができるかどうか確認することができます。
宗旨や宗派によって葬儀の行い方が異なるため、事前に確認しておきましょう。
日本の場合、葬儀のほとんどは仏式で行われます。
仏式の場合、僧侶による読経、参列者によるお焼香が行われ、僧侶が戒名をつけるといった流れが一般的です。また、僧侶にお布施を渡す点も仏式の特徴だといえます。
なお、同じ仏式でも浄土宗や日蓮宗など宗派はさまざまであり、読経やお焼香のやり方に違いがあるため、故人様の宗派を確認し葬儀社に伝えておくことが大切です。
なお、故人様の宗派がわからない場合は、菩提寺があればそこに確認しておきましょう。また、親族が把握しているケースもあります。
◆仏式以外にも、神道式やキリスト教式、友人葬(創価学会)などの形式もあるため、必要に応じてこれらの形式で葬儀ができるかどうか確認しなければなりません。
また、無宗教で葬儀を行うこともできます。無宗教の葬儀では宗教的な要素が取り除かれて葬儀が行われます。
葬儀を安く利用するためには、複数社から見積もりを取得し、内容を比較検討することが大切です。この時、費用項目や内訳で不明点がある場合は、必ず確認するようにしてください。
また、葬儀費用の中でも変動費を調整することで費用を抑えることができます。例えば、飲食費用や返礼品費用などは参列者の人数によって変わります。また、葬儀社が提供するプランのグレードを下げることでも有効です。
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今回は、葬儀社の決め方について解説しました。葬儀社を選ぶ場合、金額面はもちろんのこと、担当者の対応や支払い方法の柔軟さなどチェックするポイントはさまざまです。近年では生前に葬儀社を選ぶケースもあり、事前に決めておくことができれば、逝去後に慌てる心配がありません。
今のうちから少しずつ葬儀社を検討してみてはいかがでしょうか。